ゾイド ジェネシス第41話「政変」感想。

シナリオ的進展は冒頭のジーンの父親謀殺。父親を殺して実権を握るというのは良く見られるお約束で、予想の範囲内でしたが(というか毒殺もその後の演説もステレオタイプすぎて既視感が・・・。)、ジーンが元々ソラノヒトで養子として送り込まれたというのは少し意外でした。ジーンの思惑如何ではますますガリアンっぽくなってしまいますかねぇ。ザイリンフェルミもそれぞれ昇進しましたが、やはり前回のエピソードがザイリンが疑念を抱く伏線へとなっている模様。
討伐軍側はやはりルージの猛プッシュが気になるところ。ルージの聡明さの拠って立つところや、ルージとライガーが最強たる根拠がイマイチ描写されきって無い感がまだ少しあります。ガラガなども結局出撃しないということになりましたし、ここ最近、ガラガの陰が看過できないほどに薄すぎます。初期のように、ルージ以外にももう少し見せ場が欲しいところです。ただ、今回はルージにオーバーワークさせるためにプッシュが必要でしたから、しょうがないといえばしょうがないですし、裏を返せばルージは決して万能ではないということを描写するためのエピソードですからマシといえばマシなのですが。ここは働きすぎではないかと心配するも、多忙ゆえにルージとすれ違ってしまうレ・ミィ、そのレ・ミィとギンちゃんことソウタとの交流という二軸の対比が面白い。こうなってくると否が応にもルージとソウタの再戦、もしくはレ・ミィとソウタの戦闘が楽しみになってくるというものです。それにしても今回のセイジュウロウは良いですね。一言「馬鹿め」と言うのは。