アニメネタその2

前の見出しが長くなってきたので新しく。
前項でも書かさせていただきましたが、ロボットアニメの平均レベルは80年代の方が圧倒的に高いと思ってます。もちろんバイアスもかかっているでしょうが。
そんな訳で最近見た旧作について。
巨神ゴーグ(ジャイアントゴーグと読みます):俺はどちらかというと所謂リアルロボットアニメを視聴することが多いので、こういう作品は結構目新しかったです。メインの話もサブエピソードもかなり楽しめました。キャラ造形としてはドリスがキャーキャー言いまくってたのがリアルですね。その分うざかったですけど(笑)。こういう人現実にも結構いるよね。あと船長がめちゃかっこいいです。割と黒いキャラだったのですが、ピカレスクでありながら人情的ともいうんでしょうか。ウェイブさんやロッドといったキャラも個性的でよかったなぁ。演出やシナリオの完成度も高く、謎解きやどんでん返しが効果的に使われていました。ただ、マノンがあそこまでキレたのは謎。ロッドは異星人がいると確信を持っていたのではなく、謎を解こうとして爆破したわけですから、あそこまで怒らんでもええやねん。シナリオの根幹を成すことなだけにかなり大きな不満だったりします。
銀河漂流バイファム:今14話まで見終わったのですが、すごく面白いです。自分の中でもボトムズレイズナーといった最も好きなものに匹敵するかも。まずキャラクター造形が頭抜けてる。もともと神田武幸監督の描かれるキャラエピソードはものすごい好きなんですけど(ダグラムや崩壊前のドラグナーダグラムのキャラ周りは高橋さん色より神田さん色の方が強いと思う。シナリオは高橋さんっぽいけど)、これは特に秀逸。メインキャラのほとんどは少年少女や幼年幼女なわけですけど、細かい年齢の違いによる特性の違いと、男女間の個性、さらにはキャラ固有の性格の違いが共感を覚えられるような感じで表現されているのには舌を巻くほかないです。もちろんうざいキャラもいるわけですが、それも製作陣の想定の範囲内、というよりもそう見えるように表現している、ということですよね。おそらく今後のエピソードで活きてきそうな感じ。シナリオについては割と良くある題材ですが、キャラの魅力に引っ張られるとともに、随所に細かい工夫が見られて好感が持てます。「ドウイタシマシテ」と言うコンピュータが素敵。早く続きが見たいです。