メダロット第18話「ロボトル禁止令!」感想。

さてさて、第18話です。今回もまぁ王道か。個人的には凡庸かなぁ、と感じました。
どうも校長が煮え切らないのがイマイチだと思います。そもそも、学校内ではメダロット禁止というもともとのルールがある時点で、校長が学校にナンテツを置いている正当性が確保できない。普段のエピソードではちゃっかり置いているっていうことで問題ないのですが、今回においてはこれが校長の立ち位置を不明確にしているわけです。校長がメダロットと子供たちの関係について、婦人たちに語ったのも、全てナンテツに諭されてからですし、それによって校長が啓蒙されて語り始めたという描写も見受けられないため、校長がメダロットに対して持っている思いがうまく捉えられないように感じました。
子供たちと婦人たちの激突も、結局のところロボロボ団の登場によって、消化不良に陥ってしまった感があります。大人から見た子供たちとメダロットの絆は描かれているんですが、子供たちの解放への希求がどのようであったかはちょっと不十分だったかな、と。あっさりしていること自体はこの作品の文脈から考えて問題ないのですが今回はちょっと行き過ぎていたかなぁ、と思いました。婦人たちの表現がステロタイプすぎたのが原因かも。
メダロット狩りはあたかも民族浄化のパロディのようで面白かったのと、車型メダロットの変形してのアクション、ナンテツの力技などはカッコよかったです。