三沢選手・小橋選手組vsS・ウィリアムス選手・J・エース選手組。

アニメ感想以上にプロレス感想はご無沙汰してしまっておりますが、こちらも視聴自体はきちんと行っています。最近は三銃士・四天王時代のビデオをレンタルで視聴することにハマっておりまして(ちなみに、新日と全日どちらがより好きということはなく、無党派です。武藤選手と川田選手が特に好き。)、今回もその一環です。三銃士時代の新日本に比べ、四天王時代の全日本はビデオ屋に在庫が少ないですので、こちらはあまり多く観られていないんですが、川田選手・田上選手組vs三沢選手・小橋選手組の世界タッグ選手権試合は本当に凄かった(試合の日付は忘れてしまいました。申し訳ない・・・。)。
さて、今回は三沢光晴選手・小橋健太(現・小橋建太)選手組vsスティーブ・ウィリアムス選手・ジョニー・エース選手組の対戦。94年12月10日の、世界最強タッグ決定リーグ戦の最終戦だそうです。序盤は打撃主体の攻防、観ていて思ったのは、打撃技で魅せることは、ホントに難しいということ。私は基本的に、打撃技はそこまで好みではなく、投げ技の方が好みなのですが、やはり、"他の誰にも出来ない"ように見える打撃技、例えば川田選手のキックであったり、ハンセン選手のラリアートであったり、小橋選手のチョップなどは本当に素敵だと思います。勿論、どんな技も実際には非常に難しいものであることは判るのですが、しかして、そのように打撃技で魅せられる展開というのは稀有でして、こういった序盤の展開というのはどうしても地味に見えてしまいがちです(ですので、ラリアートを多用するスタイルや、三沢選手のエルボーなどはあまり好みではないのですが。)。消耗をおさえつつ、大技へ向けて盛り上げていくのは本当に難しそうですね。
中盤以降、ウィリアムス選手のバックドロップや、三沢選手のタイガードライバーを皮切りにヒートアップ。エース選手が相手の18番であるところのムーンサルトプレスを小橋選手にかけたのは驚きでした。フィニッシュは小橋選手の本家ムーンサルトからタイガードライバーということですが、終盤は互いに大技の応酬で、凄く興奮しました。
ムーンサルトといえば、小橋選手と武藤選手が代表的な使い手ですが、小橋選手のそれは、高く飛んでダイナミックに回転するもので、武藤選手の低い軌道でスピーディーに飛ぶムーンサルトプレス(ラウンディングボディプレス)とは対照的ですね。どちらもカッコよく、ムーンサルトはプロレス技の中でも1,2を争うほど好きな技です。
小橋選手といえば、腎腫瘍の治療のため欠場されるそうで・・・。本当に好きな選手ですし、心配です。一日も早いご快復をお祈りしています。