勇者王ガオガイガー第01〜10話印象。

日記を更新していない間に視聴した作品群の印象第一弾。時間が経ってしまい、細かくは記述しかねますので、印象としています。
さて、勇者ロボシリーズ最後の作品たるガオガイガー獣神ライガー以降のこの時間枠で、少年ではなく青年が主人公と言うのはあまり多くはありません(他にダグオンなど)。護が主人公といえないこともありませんが、むしろ凱や護だけが主人公と言うわけでなくゾンダーと戦う勇者ロボ軍団とGGG全体が主人公と言った感じで、あえて主観視点にはあまり立っていないような印象を受けます。
とまれ、演出面では一級品、まさに王道と言ったアツイ演出も素晴らしいのですが、ボルフォッグについて「9話で予告なくビーグルモードで登場→10話で人型で登場するも戦闘はなし→11話で本領発揮(11話は未視聴なので予告より類推)」の引っ張り方は素晴らしい。予告にも登場させないというさりげなさは、単なる王道アニメではなく作品世界を一つの世界として構築していこうと言う積極性が感じられました。
文芸においては現段階では王道の域を出ない感じ、勇者ロボ軍団のメンバーが一通り出揃った辺りからが勝負となって来るでしょうね。細かい部分では多少アラがありますが、看過できる範囲です。
また、妙に設定が凝っているのも特徴です。このあたりはスペシャルコンセプターの野崎透氏の仕業では無いかと思ったりなんか。物語を阻害しない範囲ですから問題ないのですが、幼少時にディバイディングドライバーを見てワケが判らなかった記憶があります(幼少時は途中まで視聴してました。)。武器で無い武装でアレだけ大掛かりなものも珍しいのではないでしょうか。