リーンの翼第01話「招かれざるもの」感想。

第01話が12時間限定で無料配信されていたので視聴。気づいたのが8時25分だったため、ゾイドを録画に廻して急遽視聴しました。危なかったぁ。
んー、感想と申しましても書きづらいのですが、とりあえず私は富野節というやつは苦手です。生活感が希薄なので。キングゲイナーでは気にならなかったんですけどねぇ、何ででしょう。と書いて思ったのですが、キングゲイナーの喜劇的な雰囲気には富野節は上手くマッチしていたんではないかなぁ、と。私には観劇のバックボーンがありませんし(舞台芸術自体苦手)、そういった舞台で使われる台詞回しを、シリアス調の作品でやられても気持ち悪いだけ。しかして喜劇においては、舞台演劇的であるということをそれなりに受け入れやすいため(これは私の主観でしょう)、違和感が薄かったのだと思います。とにかく、富野節は富野監督が志向なさっているような映画的なものとは異質なだと思いました。
さて、リーンの翼、状況は何とか理解できるのですが、全体的に密度過多及び説明不足な感じ。何故ホウジョウ軍(?)が米軍機を攻撃したのかも良くわからなかったり。ともかく、文芸に関してはこの段階では申し上げようが無いですね。演出はまぁ、富野氏が演出の人だということもあって過剰になる寸前で止めてあるといった感じの絶妙なバランス。プロットが状況把握で精一杯にさせる代物なので、特に感じるところは残念ながら無いですが。演出においては映画的ですね。富野氏。
二話以降を有料視聴するか、と問われると迷ってしまうくらいの印象です(私がバンダイチャンネルの仕組みを良く存じ上げないのも一因なのですが。)。少ない話数に詰め込みすぎて破綻しそうな予感はしないでもない・・・かな(笑)。