鉄腕GinRei感想。

えっと、何ですかコレは(笑)。自らが構築してきたキャラクターを自らの手で崩すと言うセルフパロ。内容はどちらかと言えばナンセンスなギャグに近く、かなりハジけています。大作君がBF団に寝返ったりするのですが、そんなことはもはや問題ではなく(笑)。最大のポイントは銀鈴ロボや人鉄(鉄人28号もどき(笑))。その戦闘シーンも一応きちんと動いているのが凄いです。銀鈴ロボは銀鈴の毛穴の一つ一つまで再現しているらしく、男性陣はその色気に魅了されるのですが、反面、物凄いところからミサイルを発射したり、いきなり変形合体したり(「オープン銀鈴!」のかけ声とともに(笑))、とにかくもう無茶苦茶(笑)。セルフパロでここまでやりますかという印象です。全編にわたって笑えました。また、「もう一つのジャイアントロボ(GR)」で「GinRei」というのはトンチが利いていてなかなか感心しました。この内容で「原作 横山光輝」のクレジットが入るのも面白い。よく許してもらえたなー、と、特に人鉄とか。
また、一応本筋っぽい内容のほかに宴席での四コマ漫画っぽいギャグパートが挿入されるのですが、ここではコ・エンシャクが大きくクローズアップされていたのが良かったです。本編では無口で全くしゃべらないなぞめいたキャラのまま終わりましたが、こちらでは一転、そのミステリアスさを崩すことなく良い味を出しています。パロディ四コマのお手本と言えるような内容でした。
本編をご覧になられた方は色々な意味で必見だと思います。「素足のGinRei」が銀鈴のファンビデオの域を出ないものだったのに対し、こちらはOVAジャイアントロボ全体のパロディとなっていますし。変なパロが苦手、という方はもちろん避けたほうがいいかと思われますが、そもそも本編自体変なパロではありますね(笑)。
銀鈴ロボってスーパーロボット大戦シリーズにも登場しているのですよね。謎です(笑)。