フルメタル・パニック!The Second Raid第05話「うるわしきシチリア」感想。

5〜7話の録画が届きましたのでとりあえず第5話を視聴。
ブルーノと言う裏切り者が出たことによって責任の所在を擦り付け合うミスリル首脳。原作を読んでいないのでミスリルの組織形態や設立母体が良く分からなかったりします。物凄く特異な組織だと思うのですが、どのような経緯で設立されたのでしょうか。
シチリアに奔ったブルーノですが、何やってるんですか(笑)。マオも黙ってれば美女なんですよねー。ベタですけど。クルツの口上には笑わさせていただきました。
そして脱出ですが、脱出時に敵に察知された理由がなんとも。今回はシリアスなシーンに突如としてコメディ的演出が挿入されることがあるので多少違和感がありました。相良とかなめの携帯電話での会話は最高です。必死で運転している相良と日常的な話題で叱ってくるかなめの対比も面白いですし、なんだかんだで相良のことを思っているかなめの微妙な心情もなかなか。何よりテンポが最高です。それとブルーノ何やってるんですか。ここまでギャグキャラ扱いされると微妙な感じです。ただしプロである相良が必死で逃走している際に長々と電話するか、というのは違和感がありました。
ラストはマオによる相良の人生に対する問題提起ですが、この問いかけが次回以降、どういう形で結果を見せてくれるかというのは楽しみです。
楽しめたのは楽しめたのですが、今シリーズではシリアスパートとギャグパートの混ざり方に多少違和感を覚えます。全編コメディである「ふもっふ」はさておき、第一作のフルメタル・パニック!ではシリアスのエピソードとコメディのエピソードが完全に分けられていました。例えばガウルンやらセイナは決してギャグパートを担当しません。対して今作では、前述のようにシリアスパートにギャグパートが混じってくるという手法がとられています。ギャグのセンス自体は第一作よりも今作の方が気に入っているのですが、どうしてもシリアスな雰囲気に水を刺されるということがままあります。特に、ブルーノのように先のエピソードで完全にシリアスなキャラクターだったものが、今回のようにギャグを担当するというのはどうしても違和感が拭いきれません。