ゾイド ジェネシス第20話「決意」感想。

ガチで良いです。きちんと村の復興を手伝っている点も前回までのフォローが一応出来ていますし、何よりルージが良い。本当にまっすぐな少年ですよねぇ。だから村の人たちからも慕われる。で、どこに行っても人々はディガルドの脅威に晒されているから戦おうと決意するルージ、王道ですが本当に真摯、素晴らしい。ラ・カンの昔語りも王道かなぁ。結果的に自らの民を見捨てて逃げたってことで、ディガルド台頭のきっかけになってしまったほかに、そういう呵責もあるんでしょうね。ルージが皆にディガルド抗戦への参加を諮るところもそれぞれのキャラの状況を表していて良。結局ルージがラ・カンに負けて、ミロード村へ帰ることになりましたが、ラ・カンには何か考えがあるようで、ホントに気になります。最後に登場したバイオプテラザイリンも含め、次回を楽しみにさせてくれる構成です。
演出が少し大仰でしたが、今回は本当に素晴らしいです。あと夜空が本当に綺麗、星空の下で考え込むルージと晩飯だからといって迎えに来るレ・ミィのシーンは凄くいいなぁ、と思いました。この作品、王道でサプライズはないのですが、ホントに真摯に作られているという印象があります(前二話は微妙ですが)。アニメ的にデフォルメされてはいますが、当然描かれるべき人間味あふれる等身大の感情がきちんと描かれています。ホントに魅力的なキャラクター作りってこういうのだよなぁ、と思う次第。素敵です。