銀河漂流バイファムOVA感想その2

「消えた12人」の感想です。
うーん、佳作。結構構成がいいですね。スコットメインの話なのですが、ちょっとスコットのテンションは違和感がありますねー。スコットがいくら機嫌を損ねたからといっても職務を放棄して家出するか、というのは疑問です。それとペンチがフレッドにくっつきすぎだったりと想定された時点の話としてはキャラ描写にちょっと違和感がありました。ラスト近くで12人がスコットに対してサプライズを仕掛けたのは早い段階で分かったのですが、こういったようにあえて小さなドッキリをわかりやすくすることで、ボギーが仕掛けた大きなドッキリを活かす、という手法はさすがの一言。おかげでラストまで事件の実体がわからず、楽しむことができました。「集まった12人」で本作の一部映像が公開されていたことにより、はじめボギーの不調は宇宙生物のせいか、と思いました。にもかかわらず途中で紛れ込んできたのでアレ?っと思いまして。サブとメインのコンピュータが切り替わるのも複線だということで、うーん、感服です。しかしプログラムを作った人はやりすぎじゃあないでしょうか(笑)。敵襲まで偽装するのはさすがに危険だと思うのですが。あと男性陣が女性陣の部屋を覗くシーン、アレは一応サービスカットということですか(笑)。やはり年頃の男子というのはこういうもので、女の子の寝姿というものにも非常な興味を抱くものですね。私は残念ながら拝見したことはありませんが(笑)。余談というか私事ですが、大学生にもなって「女の子の寝姿」とタイプすることを恥ずかしがってる俺はなんか間違ってるんじゃないだろうか(笑)。ともあれ「消えた12人」、結構面白かったです。