銀河漂流バイファム23〜26話感想

23〜26といっても、24,25は総集編。クールの変わり目とはいえ二話連続で総集編はちょっとなぁ。
ちゅうわけでまず23話。この話でククト星とタウト星の姿が露になったわけですが、タウト星が完全に人工の天体だというのは予想外でした。○○星というネーミングで人工物であるというのはないわけではないですが、どちらかっていうと少数派ですから。なるほど、外見的にはこういう天体こそ「悪魔の星」って印象を抱くのですかね。俺は最初「悪魔の星」って聞いたときには厳しい気候の荒廃した惑星を思い浮かべました。地味なことかもしれませんが割とサプライズでしたね。子供たちの方が軍人さんよりジェイナスをうまく使えるというシーンはまぁ、お約束ですよね。こういった展開になるというのは想像に難くありませんでしたが、お約束ってのは嫌いではないです。ただRVの操縦までロディたちの方がうまく見えるってのはどうかなぁ。あえてトゥランファム部隊を劣勢にした演出意図はよくわかりません。大佐を出撃させるにしても劣勢にさせる必要性はないわけですし。で、最も重要なのは「ガーディアン」。遺跡がジェイナスを守ってくれている、という説が持ち上がります。実例を持ち出して、ガーディアンを信じて生き延びろと諭す大佐はかっこいいですね。この話は割とお約束な感じでそこまで印象は濃くなかったですが、トゥランファム受領やガーディアンの話といった点はシナリオ上大きな転換点となってくることでしょう。
で、26話。凄いなぁ、と思ったのはみなが食堂で会話するシーン。何気ないといえば何気ない描写ですが、多人数で会話しているのがうまく表現されていてすばらしい。多人数の会話でも一対一の連続みたいな印象を抱いてしまう作品も多いですから。んで、あとは遺跡。前話でのガーディアンとなってるという説が確定しました。テラフォーミングのための機械かと思っていましたがそれだけではないみたいですね。ククト星人にとってもオーバーテクノロジーっぽいですね。それにしても複座式でケンツと一緒だと大変やね(笑)。マキの音楽の趣味も意外といえば意外。
ここまで面白く拝見させていただいているバイファムですが、不満点があるといえば戦闘シーンまわりかな。肩のバーニアを使った動きは割と個性的なんですけど、それ以外あまり印象に残っていなかったり。もうちょっとキャラの特性を活かした戦闘シーンを展開してほしいけど、高下駄以来あまり多くないですよねぇ(戦闘中会話は問題ないんですが動きとかが)。それとククト軍と地球軍のRVで見た目の印象にあまり差異がないことも不満。まったく異質なデザインだと異なる存在だということが実感できて良いんですが。この点はククト人のおじさんに言葉が通じたことからも何らかのフォローが入れられそうな予感はしますけど。戦闘シーンについてもトゥランファムに期待。複座のがメイン張るのは珍しいですし。