有言実行三姉妹シュシュトリアン第04話「妖怪ヘリクツ、現わる」感想。

今回の敵は、人間が張られると、屁理屈ばかり言うようになって、しまいには全身が硬直して死に至ってしまう湿布薬を武器とする妖怪ヘリクツです。屁理屈と湿布薬の何が関連しているのかはじめは判りませんでしたが、作中で「理屈と膏薬は何処にでも付く」という故事が引用され、得心が行くとともに、こういう故事もあるのか、と勉強になりました。とにかく、この妖怪は恐ろしい妖怪です。今までの妖怪と異なり、最終的には被害者を死に至らしめてしまうのもそうですが、屁理屈というのはいささか厄介です。屁理屈は論破するまでもないですが、裏を返せば論破し得ないほど議論としては不適切なものです。相手を論破せざるを得ない場合でも、屁理屈ばかり言ってくる相手だと、一向に埒が明かないので、困ってしまうことがままありますよね。