パピヨンローゼ New Season03〜05話感想。

えーと、まず第03話。
半ば占拠された町を、住人(?)たちが自らの手で取り戻すというお話。今回はシリアスな話でネタはあまりなかったように思います(あったとしても私には分かりませんでした。)。んー、このアニメでシリアスをやっても、半クールという短い尺で、元来ネタ的側面の強いパロディ作品のため、どうしても中途半端、あるいは陳腐になってしまう気がします。はっきり申し上げると、(少なくとも私は)ネタ以外のものを求めてはいません。陳腐なら陳腐で、そのB級感を楽しめればよいのでしょうが、あまりにも特徴がなさ過ぎるとそれも不可能です。


第04話。
冒頭の時点ではUMA解説アニメかと思いました。第01話と第02話では自分の知っている怪獣であったり、自分の趣味に関係するネタが怪獣に含まれていて楽しめましたが、ここ二話は少々マイナーかつ特徴が無い感じでイマイチ。この作品からネタを取り除いてしまうと何も残らない気がします。
本筋は虎影の正体と主人公の過去の別れに対する感傷、ということで今回もシリアス。上述のようにこの作品ではシリアスに話を作ろうとしても、どうしても陳腐で特徴の無いものにならざるを得ません。やはり一発ネタで勝負するべきだと思うのですが。と思っていたところ、ラストで再びレイズナーネタが。今回は最終回でのアーサーの台詞、「早く戻ってこぉーい!みんな待ってるんだぞぉー!」でしたが、これはいいチョイスだと思います。私自身、レイズナーで最も強く印象に残っている台詞は、定番の「地球は狙われている」を除けばこの台詞です。


第05話。
一度死んだ仲間が復活して敵にまわるというのは、陳腐なりにそこそこ燃える展開。とはいえ、そこそこに過ぎないわけなのですが。回を追う毎にネタ部分がが薄れていってイマイチです。話については笑える部分はありませんでしたが、戦闘シーンの動きの緩慢さやら不自然さには,ある意味笑わせられるものがありました。あまり作画には拘らないようにしていますが、そんな私でさえ少々物申したくなったりなんか。
敵軍のキャラクター名が一応神話もので統一されているのは好印象・・・と思ったら、肝心の三姉妹の名前はキャンディーズから取られているのですよね。
ネタアニメなのにネタに全く徹しきれていない作品だと思います。せめて第01話くらいのノリですと面白いのですが。