勇者王ガオガイガー第11〜20話感想。

レンタル版三巻に入っている前五話はボルフォッグメインの話集といったところでしょうか。特に第14話は面白い。箱庭的なフィールドとしての戦場があって、その中で繰り広げられる読み合いというのはなかなか燃えます。後五話はガオガイガーが諸刃の刃的存在であるということと、それを補うためのGツールの開発がメインでしょうか。無敵の勇者王は必ずしも万能ではない、むしろギリギリのバランスを保っていないと動くことがままならないというのはなかなか。この作品、意外と手堅いといいますか、動きの少ないエピソードが多いですね。前述の第14話もそうですし、ロボットの戦闘シーンが全体に占める印象は少ない、といいますか、ロボット戦闘以外の"戦い"の部分の描写が工夫されていてしっかりしているのでそう感じるのですけどね。後方での開発や支援の描写が非常に慎重です。むしろロボット戦闘の印象は弱い部類に入るかもしれません。