ゾイド ジェネシス第34話「強襲」感想。

先週放送分です。今週分は録画していますが、まだ視聴していません。
時間が経ってしまったのと、そこまで印象深くなかった、ということがあって記憶はかなり曖昧です。今回はソウタとバイオケントロが完全なかませ犬に堕していたところが非常に引っ掛かりました。前回ようやくその全貌があらわになったバイオケントロでしたが、よもやその次の回に即撃破されるとは思いませんでした。結局ソウタの何が特別だったのか分かりませんでしたし、流石にコレはちょっと・・・と思わざるを得ません。ここにきてルージをプッシュしすぎてバランスが崩れてきた感があるなぁ。ムゲンライガーのこれからの描写には期待です。
討伐軍の結束のために象徴としてのヒーローが必要だというのは理解できますが(むしろ流れとしては必須)、ルージがそのカリスマたる動機付けがイマイチ。ルージが群を抜いて強いのは理解できるのですが、では何故そこまで強いのか、という根拠が今ひとつ描写され切っていない気がします。ムラサメライガーの特殊性について描写不足なのに加え、ルージの操縦技術が向上したことを示す演出も少ないんだよなぁ。ルージが過剰にプッシュされている感が大きくなってしまうのもコレが原因かも。他の描写は大体しっかりしているんですけれどねぇ。
勝ち目の無い反乱軍に参加するものはいない、とのことですが、ラ・カンなどの郎党を持つ在地領主層では妥当でしょう。ですが、より生活に根ざした下層の者にあっては、その生活が脅かされた時点で負けると分かっていても蜂起が起こさねばならないこともありますし、実際に負けたとしてもそこからほころびが生まれて後の人によって宿願が達成されることもあります。そのあたり、この討伐軍の主体をより明確にして頂きたかったとも思いますが、そこまで求めるのは酷でしょうか。まぁ、使者を遣わして檄文によって参加を促しているところから察するに、在地領主層を想定してはいるようですね。