トラベルバトン

「人生・ぶらり途中下車の旅」の皇神 迅烏さんにバトンを廻して頂いたので答えてみたいと思います。
人生・ぶらり途中下車の旅はこちら
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ジンウさんは台湾へ中国語や英語を勉強しに留学されているのですが、その台湾での生活のことを綴っていらっしゃいます。是非ご覧になってみてください。

さて、バトン。城跡も便宜上全て城と記述させていただきます。

1、今までで一番良かった国内旅行。
うーん、あまり旅行に行かないので答えづらいのですが、広島城ですかね。実家から徒歩10分で行けるんですがね。私、広島城には並々ならぬ思い入れがありまして、文章の一つや二つしたためたいところなのですが、これはまたの機会に譲ることにしましょう。

さて、まともに遠出した旅行で思い出深いのは福岡城や名島城を見に行った時ですかね。旅行といっても現在在学してる大学を受験しに行った時のことです。この時は及第いたしませんで結局もう一年受験生活を続けることになりました。そういった意味でも思い出深いのですが、お城も単純に凄かった。

まずは福岡城なのですが天守閣こそ建造されていない(巷説では徳川将軍家にはばかったと言われています。)のですがその規模は大きく、その威容は黒田氏53万石のシンボルとしてふさわしいものです。幾重にも積み重ねられた石垣やたくさんの門や櫓。そのどれも実用面のみでなく美術品としても非常に美しいです。櫓なんかはその設計の精緻さ、美しさに鳥肌が立ちます。

次に名島城。これは羽柴秀吉筑前52万石を与えられた小早川隆景が築いた城で、関が原の軍功で筑前を与えられた黒田氏が入封後取り壊されて、拠点は福岡城へと移されます。その遺構の一部は福岡城の名島門として残っています。かつて名島城があった場所には石垣が残っており神社が建っているのですが、その縄張りは小早川水軍を配下に持っていた隆景らしく水を巧みに利用したもので本当に感動いたしました。水城ホントに大好きなんですよねー。

後は熊本城も見に行ったことがあるのですがこれも当然印象的。さすが築城の名人加藤清正が築いただけあってその鼠返しは美しさとともに戦国時代の遺風を感ぜずにはいられない大した物ですし、天主も復元された物ながら(元の天主は西南戦争で焼失。)日本を代表するとされているだけあってなんというか、圧倒されます。広島城の天主も大きいですが、こちらは残念極まりないことに連立の小天主が復元されていない。やはり熊本城のように連立式天主を見せられると言葉を失ってしまいますね。凄く印象に残ったのが、西南戦争の際西郷軍が遂に谷干城率いる軍の立て篭もる熊本城を抜けなかったという事実。名人加藤清正の築いた城は時を隔てて三百年近く後も軍事要塞としての実力を遺憾なく発揮しその本分を遂げた。コレにはロマンを感ぜずにはいられません。

全然一番って言葉を考慮してないなぁ、私。


2、今までで一番良かった国際旅行。
海外には全く出かけたことがないです。


3、これから行ってみたい国内旅行。

まずは北海道編。
最も興味があるのが最も新しい日本城郭である松前福山城。残念なことに焼失してしまいましたが、その美しさは物凄かったとか。あとは五稜郭。要塞としての実力も美しさも改めて語る必要はないでしょう。中世の館の後も見に行きたいですね。あとは札幌市を観光。知床なんかもいいなぁ。

次に東北編。
弘前城仙台城、山形城や米沢城、会津若松城、秋田城や盛岡城といった基本は当然抑えるとして、戸沢氏の角館城、北畠氏の浪岡城、檜山安東氏の檜山城、蘆名氏の黒川城、斯波氏の高水寺城、相馬氏の小高城など見に行きたい城は枚挙に暇がありません。中世の城以外にも多賀城などの蝦夷征服時の城や柵、平泉などは見ておく必要があるでしょう。あとは杜の都仙台市の観光ですね。

次に関東編。
関東といえば徳川氏の膝元というイメージが強いですが、中世の佐竹氏や宇都宮氏、佐野氏や小山氏といった氏族も見逃せません。もちろん伊勢長氏の小田原北条氏も。そういった関連でまず小田原城は見逃せないとして(むろん北条氏時代とはくらぶべくも無く規模が縮小していますが、それでも。)、先にあげた氏族の本拠地、太田城宇都宮城、佐野城や小山城。小山城といえば関が原合戦の際ターニングポイントとなったところでもありますね。水戸副将軍のお膝元(といっても水戸公は常に江戸城にいましたが)である水戸城も見ておく必要がありますね。中世、近世含めると見に行きたい場所は数え上げるときりがないです。城以外では所沢と千葉で野球観戦。あとは横浜の観光ですかねー。ちなみに住みたい場所はさいたまか千葉です。

次に東海編。
東海地方は戦国時代の勝利者のほとんどを輩出した地域です。江戸時代に落成した名古屋城も当然名城なのですが、現存最古の天主を残す犬山城が最も魅力的に感じます。その他にも織田信長が生まれた那古屋城、信長初期の本拠地清洲城岐阜城駿府の今川館、美濃の大垣城などは当然見なければなりません。徳川氏の安城城、岡崎城浜松城といった城郭も有名ですね。もう少しマイナーなものでも見たい城はそんじょそこらにあって、一生かけても見きれない気がします。城以外では当然関が原は行ってみなければなりません。歴史以外だと大都会名古屋市の観光ですね。あと飛騨高山を忘れていました。

次に北陸・甲信編。
まずは松本城。それから上杉氏の春日山城と畠山氏の七尾城は見ておきたいです。他にも富山城、魚津城、北ノ庄城、敦賀城、新発田城一乗谷城金沢城海津城村上城上田城甲府城、飯田城・・・。一瞬で思い浮かぶだけでもこれだけあります。ちゃんと思い出したり調べたりして行けば、一回の行程じゃとても回りきれないでしょうね・・・。

次は近畿編。
姫路城は必見でしょう。他にも三木城、出石城、淡路洲本城など兵庫県に見たいものが多いです。後は佐和山、水口、大和郡山など五奉行関係の城が興味深いですね。もはや城を羅列するのはやめておきますが、機内にも筒井や三好、松永や細川などの諸勢力があり、みなければならない城、古戦場は数多いです。あとは奈良と京都の観光。歴史関係以外では神戸市の観光をしたいですね。

次に山陽・山陰編
私の故郷。当然思い入れのある歴史的要素が多く、訪れてみたい史跡も数多いです。大内、毛利関連では大内氏館に勝山城。指月城に徳山、清末、長府の陣屋・・・。佐東銀山城に吉田郡山城、高山城、福山城神辺城、小早川隆景の三原城は特に興味があります。尼子氏関連では広瀬町の月山富田城をはじめ、三刀屋城や白鹿城など。この地域では近世城郭の松江や津和野なども必見です。東の方では三村氏の備中松山城清水宗治備中高松城、また岡山城三星城、砥石山城、津山城鳥取城などが思い浮かびやすいところです。あとは毛利博物館に是非行きたいな。山口市下関市も観光したいです。

九州編。
現在の居住地です。秋月に豊後府内に佐賀、柳川に久留米、小倉に人吉に鹿児島といった基本は押さえておかなくてはなりません。その他にも立花山に岩屋、大村に岡、佐伯に阿蘇に御船、大隈高山など思い浮かぶものすら書ききれないほどです。後は長崎市の観光と新しく出来た九州新幹線に乗りたいです。

最後に沖縄編。
首里城など城(ぐすく)は必見でしょう。後はサトウキビ畑にたたずんでみたいですねー。

行きたいところは数あれど、時間とお金と体力がありません。とりあえず近場でいろいろまわってみますかね。


4、これから行ってみたい国際旅行。
西アジア中央アジア。最大規模の城塞都市であったバグダッドは確認したかったのですが、現在の情勢が非常に難しいですね。アフガニスタンサマルカンドなどもかつてのティムール王国の首都として有名な古都ですから行ってみたいです。それ以外にも西アジア中央アジアにはメソポタミア文明系のバビロンだとかアケメネス朝だとか、また独自の貿易活動を展開していたフェニキア人とかの遺跡が数多いので本当に見たい。中央アジアではモンゴル帝国系。ですが、これらの地域は現在最も危険な地域ですから実際に行くことは難しいですね。私の命がある間に平和になってくれることを切に願います。


5、次にバトンを渡す方。
どなたかにお渡しするのもあまり好かないですし、そもそもお渡しする方がいません。というわけで無しで。答えたい方は是非答えてみてくださいな。
8月2日追記。私の友人がブログを復活させましたので彼に廻そうかと思います。
http://d.hatena.ne.jp/kyonyan/
よろしく(笑)。

うーん、バトンに答えるのも結構大変ですねー・・・。存外時間がかかります。