大学とは何か。

大学とは何かという講義についてのレポートを書かなければならないのですが、私は授業内容の中でも戦前の日本の官立大学についてまとめる予定。戦前の官立大学は以下の通り。
まず帝国大学。これは平たく申し上げますと帝国大学令に基づいて創設された官立の総合大学のことで、複数の学部によって構成されています。文系の学部の扱いについては特に、大学の設立順によって大きな差異があります。先発二帝大は官吏養成機関として設立され、法科、文科、経済科と複数の文系学部を擁しており、理系と比較しても遜色ありません。中発二帝大は官吏さんが余るようになってきたために主に技術者養成の機関として設立され、文系学部は法文科のみで、理系中心の大学となっています。後発三帝大は完全に技術者養成のための機関で、戦前は文系学部が設立されていません。現存している七つの旧帝国大学の間には多少のつながりがあり、合同の同窓会組織である学士会が組織され、体育系サークルの対抗戦である七大戦が開催されています(今年はウチでやってる模様。見学しに行ってみようかなぁ。)。

次に単科大学。1918年に発布された大学令により、単科大学と私立大学の設置が認められるようになり生まれました。官立の単科大学は大きく医科大学・商科大学・工科大学・文理科大学に分けられます。文理科大学は文学と理学(哲学とも総称可)を教える大学です。実質的には高等師範学校の上部組織で、教育関係の総本山、現在でいう教育研究系の教育学部と言って良い…と思うのですが、なにぶん情報が少なくはっきりしたことが申し上げられません。

並べ方は種別順と設立順です。
個人的な見解を申し上げますと、戦前の大学の歴史は現在の大学の得意分野にも反映されている・・・と思います。
それにしてもこれをどうやって文章にまとめましょうかねぇ。ウチの大学の歴史に絞って書くかなぁ。